学術研究トピックス
2015.04.30
【薬学科】薬学部 中原広道 講師が平成26年度「日本油化学会 進歩賞」を受賞しました!
長崎国際大学薬学部 薬品物理化学研究室の中原 広道(なかはら ひろみち)講師が、平成26年度「日本油化学会 進歩賞」を受賞しました。
受賞対象となった「肺サーファクタントの分子機構解明とその新規人工代替薬の機能解析」は、肺サーファクタント欠乏が起因となる呼吸窮迫症候群(RDS)への治療薬開発を目指したものとなっています。
【受賞研究の概要】
1.日本油化学会 進歩賞
同賞は、油脂・脂質,界面活性剤及び関連分野の科学・技術の進歩を奨励すると共に,著しい成果をあげた若手の研究者を奨励するものです。
2.受賞研究テーマ
「肺サーファクタントの分子機構解明とその新規人工代替薬の機能解析」
受賞対象となった業績は、肺サーファクタント欠乏が起因となる呼吸窮迫症候群(RDS)への治療薬開発を目指したものです。特に,安全,安価で効果的な人工調製型肺サーファクタントの創製に尽力し,他の広範な呼吸器疾患への適用拡大に向け,研究開発を展開していることが高く評価されました。最近では,部分フッ素化物及び卵黄或いは大豆レシチンを組み込み,人工調製型肺サーファクタントへの更なる機能付加や低コスト化へもチャレンジしています。
3.授賞式
日本油化学会第61回定時総会(平成27年4月27日、東京)に於いて行われました。
4.受賞記念講演
平成27年9月8~10日(名古屋)に開催される日本油化学会第54回年会で受賞記念講演を行います。
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