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【薬学科】山口 拓 教授(薬物治療学研究室)が、第29回日本循環薬理学会・第55回高血圧関連疾患モデル学会 合同学会においてPoster Award(合同大会会長賞)を受賞しました!

 薬学部薬学科薬物治療学研究室の山口 拓 教授が、2019年11月29~30日に香川県高松市の高松センタービルで開催された第29回日本循環薬理学会・第55回高血圧関連疾患モデル学会 合同学会において、Poster Award(合同大会会長賞)を受賞しました。受賞対象となった研究発表は、「注意欠如・多動性障害(AD/HD)モデル動物としての雄性幼若SHRSP/Ezo における薬理学的妥当性:アドレナリンα2受容体作動薬の効果」についての報告です。

 注意欠如・多動性障害(注意欠如・多動症:AD/HD)は幼児期から成人期に渡って認められる、不注意、多動性、衝動性を中核症状とする発達障害(神経発達症)に分類される精神疾患です。これまで山口教授らの研究グループは、脳卒中易発症高血圧自然発症ラット(SHRSP/Ezo)が幼若期においてAD/HD様症候を示し、この症候が既存のAD/HD治療薬であるメチルフェニデート(コンサータ®)やアトモキセチン(ストラテラ®)によって改善されることから、妥当性の高いAD/HDモデル動物であることを報告しています。今回の研究報告では、アドレナリンα2受容体作動薬のクロニジンおよびグアンファシンによってAD/HDモデル動物が示すAD/HD様行動に対しても改善効果を示すことを発表しました。特に選択的α2A受容体作動薬グアンファシンはAD/HD治療薬として既に臨床適応されている(インチュニブ®として上市されている)ことから、AD/HDモデル動物として雄性幼若SHRSP/Ezoの薬理学的妥当性がさらに検証されました。今後、雄性幼若SHRSP/Ezoを用いた新規AD/HD治療薬の前臨床的評価法やAD/HDの病態機序解明などの広範な基礎医学的応用が期待されます。

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