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大学総合

教員・研究者教員・研究紹介

高井 伸彦(たかい のぶひこ)准教授

高井 伸彦

所属

薬学部 薬学科

専門分野

分析化学 放射線生物学 応用薬理学

研究テーマ

放射線を利用した脳機能およびがんの診断治療研究

担当科目

分析化学Ⅰ・Ⅱ、機器分析学、分析化学・放射線化学実習、日本薬局方概論、放射線医療学、基本科学実習、総合演習Ⅰ~ⅢB、卒業研究

所属学会

日本薬学会、分析化学会、日本放射線影響学会、日本医学放射線学会

研究室

薬学棟P407号室(薬品分析化学)

連絡先

E-mail

URL

プロフィール

1998年 福岡大学大学院 博士(薬学)の学位取得
1998年 九州大学歯学部薬理学研究室・研究員
2001年 科学技術振興事業団・科学技術特別研究員
    科学技術庁 放射線医学総合研究所・客員協力研究員
2004年 独立行政法人 放射線医学総合研究所・研究員
2006年より長崎国際大学薬学部薬学科 准教授

研究紹介

ガンの克服と薬品分析化学

 放射線は、利用しだいでは人体に悪影響を及ぼし、発がんや白血病を誘発すること、胎児期の被曝影響により知能の発達障害が生じることは、原爆被爆国である日本では多くの方が知るところです。また近年、幼児教育の現場において問題とされている、落着きのない症状を示す注意欠損多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)児も、その一因として胎児および幼児期に受けた放射線による過剰な医療診断によることが推察されています。しかしながらX線CTやPET(ポジトロンエミッショントモグラフィー)を用いた最新の画像診断やがん診断治療の現場においては、放射線は決して欠かすことの出来ないものであり、患者の治療計画を作成する上で、生体・病態を分析する事が出来る非常に優れた面も持ち合わせています。いまでは日本の死亡原因の第一位は、約三割がガンによるものですが、医薬によるがんの克服はまだまだ確立されていません。将来的には、薬品分析化学を利用応用することで、がんの特徴(転移能、悪性度)に応じた診断治療の基礎研究や、抗がん剤および放射線の有効利用(ベネフィット)と、副作用(リスク)評価その軽減に向けた研究を実施します。

研究活動

受賞

平成14年10月
第8回Charged Particles in Biology and medicine国際会議(オーストリア)において学会賞を受賞
Vice Major, City of Wiener Neustadt(オーストリア)より賞状と賞金を授与

平成17年11月
日本放射線影響学会雑誌において,2005年度寺島記念論文賞(年間最優秀論文賞)賞状と賞金を授与

平成18年11月
日本放射線影響学会第49回大会において平成18年度日本放射線影響学会優秀論文賞を受賞

平成19年11月
日本放射線影響学会雑誌において,2007年度寺島記念論文賞(年間最優秀論文賞)賞状と賞金を授与

平成26年9月
41th Annual Meeting European Radiation Research Society, 14th to 19th of September 2014. 国際学会賞受賞(Best Poster Award)賞状と賞金を授与

科研費、競争的資金

平成17年-平成21年
特定領域研究
「重粒子線治療の生物学」総額:27600千円

平成19年-平成20年
若手研究(B)
脳腫瘍放射線療法に伴う被曝早期における認知機能障害の解析 総額:3820千円

平成22年-平成24年
基盤研究(C)
物理学的画像分析法を利用した重粒子線脳腫瘍治療モデルの解析 総額:4420千円

平成25年-平成27年
基盤研究(C)
粒子線治療における中枢神経の新規RBE指標の開発
2013年度:1690千円 (直接経費:1300千円, 間接経費:390千円)
2014年度:1690千円 (直接経費:1300千円, 間接経費:390千円)
2015年度:1690千円 (直接経費:1300千円, 間接経費:390千円)

共同(受託)研究

独立行政法人 放射線医学総合研究所  重粒子線がん治療装置共同利用研究「炭素線治療効果の早期画像診断法の開発-基礎的研究」研究代表者:平成18年-20年

社会活動

新聞・雑誌記事及びTV・ラジオ番組出演

サイエンスチャンネル「サイエンスに国境はない」出演
タイ国費留学生の研究指導:がん治療を目的として,放射線医学総合研究所に留学してきた研究者に,世界に数施設しかない最新のガン治療装置を利用した研究および核医学を用いた生体分析技術を指導した。その成果および実施内容は,サイエンスチャンネル(http://sc-smn.jst.go.jp/)にてオンラインにて放映されている。放映タイトル「サイエンスに国境はない(3)ティッパナン・ニャンプラヤ(タイ)」

教育活動

活動概要

医療放射線に限らず,たばこの煙に含まれる環境ホルモン(ダイオキシン)や,マグロに多く含まれる水銀などの有害化学物質は,極めて身近に存在します。そしてそれら有害物質は,生体内おいて微量にもかかわらず,非常に大きな影響を与え,胎児期にその影響を受けた場合には,奇形などの異常出産の要因であることが報告されています。授業においては,放射線や有害化学物質を計測するための基礎知識や,世界保健機構(WHO)および国際放射線防護委員会(ICRP)における最新の許容基準,その生体への影響を解説し,自分の身を守る知識を伝えたいと考えています。

客員・兼任・非常勤講師等

福岡大学大学院薬学研究科 非常勤講師(臨床生化学特論)
独立行政法人 放射線医学総合研究所 共同利用研究員

講演会等

平成13年12月
第1回重粒子線医科学センターシンポジウム:
招待講演「正常組織と腫瘍‐放射線治療による中枢神経障害の軽減に向けて‐」

平成16年7月
第34回放射線による制癌シンポジウム:
招待講演「正常組織障害および腫瘍特性の把握による照射線量の適正化」

平成17年8月
第13回全日本知能開発研究会:
招待講演「幼児教育の必要性-知能とこころのバランス-」

平成23年7月
大村東彼薬剤師会学術講習会:
招待講演「放射線を正しく怖がるために何が必要か」

平成23年11月
第5回薬学研究フォーラムin東京~九州からの情報発信~:
招待講演「バイオイメージングを用いた重粒子線治療の高度化」

平成24年5月
日本分析化学会九州支部主催・第25回九州分析化学若手の会:招待講演【バイオイメージングを用いた重粒子線治療の高度化に関する研究】

平成25年1月
第3回国際放射線神経生物学会
招待講演【Early and late impairments of spatial cognition after local brain irradiation with carbon ions炭素線脳局所照射による高次脳機能に与える影響】

平成25年9月
長崎県教員センター依頼
【長崎県内高等学校理科教員のための講義・実験「放射線に関する基礎実験」】

平成26年2月
異分野横断セミナー「画像診断技術を利用した重粒子線治療の高度化」
招待講演:高井伸彦 福井大学付属国際原子力工学研究所

平成26年7月
がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン/博士課程教育リーディングプログラム共催 講演会
平成26年度「第4回 重粒子線医工連携セミナー」
招待講演:高井伸彦 放射線治療後の脳機能障害を画像診断で予測可能か? 
群馬大学重粒子線医学センター

平成26年10月
佐世保まちなか大学 〜最先端の科学を最西端の街で学ぼう〜
招待講演:「放射線って怖いですか?」

平成27年11月
平成27年度京都大学原子炉実験所専門研究会
「BNCTの新展開-特殊な療法から一般的な療法への移行を目指して-」招待講演:高井伸彦「放射線による脳壊死と脳機能との関連性」(京都大学原子炉実験所)

平成28年2月
6th International Society of Radiation Neurobiology (ISRN)
招待講演「Nobuhiko Takai:Early effects on the cognitive function and microvessel density after local brain irradiation with carbon ions using mice.(長崎大学医学部)

研究実績

原著論文

[(11)C]Gefitinib ([(11)C]Iressa): Radiosynthesis, In Vitro Uptake, and In Vivo Imaging of Intact Murine Fibrosarcoma. Mol Imaging Biol. 2009 Sep 26. Zhang MR, Kumata K, Hatori A, Takai N, etc

Comparison of biological effectiveness of carbon-ion beams in Japan and Germany. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Apr 1;73(5):1545-51. Uzawa A, Ando K, Koike S, Furusawa Y, Matsumoto Y, Takai N, etc

Amitani M, Zhang MR, Noguchi J, Kumata K, Ito T, Takai N, Suzuki K, Hosoi R, Inoue O. Blood flow dependence of the intratumoral distribution of peripheral benzodiazepine receptor binding in intact mouse fibrosarcoma.Nucl Med Biol. 2006 Nov;33(8):971-5. Epub 2006 Oct 4.

Momosaki S, Hosoi R, Takai N, Gee A, Inoue O. The apparent positive cooperativity of in vivo [3H]PK-11195 binding in mouse fibrosarcoma.Nucl Med Biol. 2006 Aug;33(6):797-800.

Ando K, Koike S, Uzawa A, Takai N, Fukawa T, Furusawa Y, Aoki M, Hirayama R. Repair of skin damage during fractionated irradiation with gamma rays and low-LET carbon ions.J Radiat Res. 2006 Jun;47(2):167-74.

Inoue O, Shukuri M, Hosoi R, Amitani M, Matsuura N, Hatazawa J, Takai N. Distinct different intra-tumor distribution of FDG between early phase and late phase in mouse fibrosarcoma.Ann Nucl Med. 2005 Dec;19(8):655-9.

wakawa M, Takai N, Goto M, Noda S, Ando K, Imai T. Strain-Dependent Differences in Locomotor Activity after Local Brain Irradiation with 30 GyE of Carbon Ions.Exp Anim. 2005 Oct;54(5):447-50.

Monobe M, Koike S, Uzawa A, Aoki M, Takai N, Fukawa T, Furusawa Y, Ando K. Radioprotective activities of beer administration for radiation-induced acute toxicity in mice.Radiother Oncol. 2004 Dec;73 Suppl 2:S127-9.

Ando K, Koike S, Uzawa A, Takai N, Fukawa T, Furusawa Y, Aoki M, Miyato Y. Biological gain of carbon-ion radiotherapy for the early response of tumor growth delay and against early response of skin reaction in mice.J Radiat Res. 2005 Mar;46(1):51-7.

Mishima K, Ikeda T, Aoo N, Takai N, Takahashi S, Egashira N, Ikenoue T, Iwasaki K, Fujiwara M. Hypoxia-ischemic insult in neonatal rats induced slowly progressive brain damage related to memory impairment.Neurosci Lett. 2005 Mar 16;376(3):194-9. Epub 2004 Dec 15.

Takai N, Sun XZ, Ando K, Mishima K, Takahashi S. Ectopic neurons in the hippocampus may be a cause of learning disability after prenatal exposure to X-rays in rats.J Radiat Res. 2004 Dec;45(4):563-9. 日本放射線影響学会 平成17年度 寺島記念論文賞受賞

Momosaki S, Sun XZ, Takai N, Hosoi R, Inoue O, Takahashi S. Changes in histological construction and decrease in 3H-QNB binding in the rat brain after prenatal X-irradiation.J Radiat Res. 2002 Sep;43(3):277-82.

Localized radiation necrosis model in mouse brain using proton ion beams
Kondo N, Sakurai Y, Takata T, Takai N, Nakagawa Y, Tanaka H, Watanabe T, Kume K, Toho T, Miyatake S, Suzuki M, Masunaga S, Ono K
Appl Radiat Isot 2015 Dec;106:242-6

福島第一原子力事故に伴う健康リスクと問題点:Health risk effects due to radiation from the Fukushima daiichi nuclear disaster and problems
高井伸彦 長崎国際大学論叢 第13巻 震災復興特集合併号: 199‒209, 2013

Neurobehavioral changes in mice exposed to fast neutrons in utero.
Ishida Y, Ohmachi Y, Takai N, Hiraoka T, Ogiu T, Nishikawa T, Nishimura Y, Shimada Y.  J Radiat Res. 52(3):257-63. 2011

著書・総説等

著書
薬学分析科学の最前線[画像診断:PETおよびSPECTなどの物理的分析法を利用したがん治療への貢献].株)じほう出版 編集・日本薬学会物理系薬学部会 高井伸彦

癌の臨床JAPANESE JOURNAL OF CANCER CLINICS特集 第34回放射線による制癌シンポジウム 基礎と臨床との対話 「正常組織障害および腫瘍特性の把握による照射線量の適正化」高井伸彦 安藤興一 他 篠原出版新社第51巻・第5号

パートナー分析化学II 第6章 その他の分析法「画像診断」 高井伸彦 井上修 (株)南江堂

INNERVISION 医療と画像の総合情報誌・メディカルトレンド2004「放射線照射による脳機能障害とその防護」安藤興一 高井伸彦(株)インナービジョン(第19巻第7号P34)

演習で理解する薬学の分析化学
「第11章 臨床分析法・代表的な画像診断技術および画像診断薬」株)廣川書店

よくわかる薬品分析化学 「第2章 分配平衡・イオン交換」株)廣川書店

よくわかる薬学機器分析 株)廣川書店

総説など
放医研NEWS「胎児期放射線被曝による高次脳機能障害の特徴と障害機序に関する研究」独立行政法人・放射線医学総合研究所(No. 99)
重粒子線治療の最適化のための生物学研究-I.正常組織障害 独立行政法人・放射線医学総合研究所 重粒子線がん治療装置等共同利用研究報告書 116-121,2004
重粒子線治療の最適化のための生物学研究-III.腫瘍の感受性とLET 独立行政法人・放射線医学総合研究所 重粒子線がん治療装置等共同利用研究報告書 66-70,2004
重粒子線治療の最適化のための生物学研究-II.損傷修復と分割照射  独立行政法人・放射線医学総合研究所  重粒子線がん治療装置等共同利用研究報告書 122-126,2004
炭素線治療効果の早期画像診断法の開発-基礎的検討- 独立行政法人・放射線医学総合研究所 平成19年度重粒子線がん治療装置等共同利用研究報告書 53-55,2008
炭素線照射により作製した放線菌変異株より得られる新規生理活性物質の探索 独立行政法人・放射線医学総合研究所 平成19年度重粒子線がん治療装置等共同利用研究報告書 188-189,2008

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