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2022年07月06日

波佐見町歴史文化交流館開館1周年記念 『長崎国際大学 波佐見茶会』開催


 去る、7月2日(土)に長崎国際大学と連携協定を結んでいる波佐見町歴史文化交流館において、『長崎国際大学 波佐見茶会』を開催しました。このお茶会は、交流館開館1周年を記念して行われたもので、茶道文化ⅣAを履修している大学4年生13名が亭主、お運び、水屋をそれぞれ担当し、地域の方々に17世紀から19世紀に作られた波佐見焼のお茶碗とお皿を使い、お茶とお菓子を振舞いました。当日は、亭主側はもちろんのこと、お客様にもマスクの着用、体温チェック、手指消毒をしてもらうなど、新型コロナウイル感染症対策に万全を期して臨みました。

 午前中は、九州文化学園小学校の4年生23名が茶席に入り、日ごろ小学校で学んでいるお茶の飲み方、お菓子の食べ方を実践していました。大学生の挨拶にも代表者がしっかりと返礼をし、授業では行わない茶碗の拝見の仕方も嶋内先生に習いながら、江戸時代のお茶碗を興味深く、熱心に拝見していました。 

亭主の点前を見る小学校
出されたお茶を受け取る小学生

 午後からは、波佐見町の方々や鎮信流以外の流派の方々、茶道文化ⅢA履修生(大学3年生)、九州文化学園の関係者など100名の方々をもてなしました。

 亭主などを務めた茶道文化ⅣAの履修生達は、約1カ月前から点前やお運び、挨拶などの練習を授業時間内だけでなく、放課後も熱心に練習を重ねて来ました。当日は、一般のお客様相手に緊張した面持ちでしたが、練習した成果を十分に発揮し不測の事態にも対応するなど、4年間の茶道文化での学びの成果を見ることができました。履修生には、卒業後も今回の波佐見茶会での経験を活かし、ホスピタリティー力あふれる人材として、社会で活躍してくれることを望んでいます。

代表して挨拶をする半東
お茶をお運びする学生
正客のお尋ねに応える亭主
茶道文化ⅠAを履修している留学生もお茶席に入りました。(写真奥、左から2人目と3人目)