2012年09月03日
茶道文化Ⅳ 正午の茶会 Vol.2
前回に引き続き、茶道文化Ⅳ正午の茶会のレポートをしたいと思います。
8月10日(金)に正午の茶会を行いました。
学生達は、茶会の日程が決まったらその茶会本番に向けて、準備を進めて行きます。
しかし、準備出来ない事が一つだけあります。
それは・・・
花です。
花は、事前に準備していても枯れてしまうので、茶会の前日に花を入れます。
なので、茶会当日に名前を覚えないといけないのです。
❏花の名前を暗記中!
今回、寄付の部屋に吉野屏風を置き、花を飾りました。学生達は、花の名前を覚えるのに必死です!
❏花と花入の紹介
❏寄付
寄付では、暑い最中きて来て頂いたお客様にまず、ぐい飲みに冷たい水をお出ししました。
寄付は、亭主と客が初めて顔を合わせるので、お互いに緊張の面持ちですね。
❏炭点前
炭点前の時に使用する香合は、「ほおずき」を使いました。「ほおづき」は、お盆の飾りでよく見られると思いますが、この意味を学生達は気付いていたかな?
❏濃茶点前
濃茶点前は、茶会の中で一番の見せ場です。日々の特訓の成果が試される時です!
❏薄茶点前
薄茶点前が始まる前に、干菓子を出します。
干菓子器は、「屋形舟」です。この舟の中に干菓子が入っています。
いったい、どんなお菓子が入っていたのでしょうか????
❏拝見の様子
毎日暑い日が続きますが、暦の上ではすでに秋です。季節の先取りで、木地の鈴虫の棗を使いました。
❏全員集合
お客様と学生全員で、最後の挨拶です。
お客様は、たくさんの学生がこの茶会に関わっていることを知って、「こんなにいらっしゃったんですか?」と尋ねられました。
この正午の茶会は、学生にとって初めての茶会となります。学生一人一人の力がこの茶会を支えています。「チームワーク力や責任感の大切さ」など、この茶会が人生でも、大変貴重な時間であることは間違いないと思います。