学部学科トピックス
【国際観光学科】上海大学短期博物館学研修の実施
7月15日~8月3日の3週間に亘り、上海大学短期博物館学研修生(引率2名と学生13名)を受け入れました。2016年に上海大学博物館との協定締結が実現し、上海大学短期博物館学研修がスタートしてから今年で4回目を迎えます。
本研修は、長崎国際大学内で行う講義と実習、学外での博物館や文化資源の見学から構成されており、講義は「日本文化論」、「訪日観光の現状と課題」、「地域デザイン論」、「経営学」、「古代オリエント文明」、「国立博物館論」、「着物文化論」、「博物館資料保存論」、「博物館展示論」などの科目を学内外の先生方にご講義いただきました。
博物館実習は、刀や掛軸などの取扱い方、拓本の採り方、紙資料の修復と装潢を学びました。また、本学茶道文化研究室にご協力いただき、自明堂にて茶道体験を実施しました。上海大学の研修生は各々着物を着用し、本学学生との交流の中で茶道の基礎を学びました。本年度からの新たな取り組みとして、プロのカメラマンを招聘して写真撮影の実習も行い、充実した内容となりました。
学外研修は、波佐見町での焼き物体験、九十九島水族館海きららと九十九島の見学、長崎市、平戸市内の博物館見学、雲仙地域研修、福岡県内の博物館見学等を実施しました。
この研修は博物館学のみならず、茶道をはじめとする国際観光学科の分野の違う先生方からの丁寧な指導と国際交流・留学生支援室および教務課を中心とした職員方のサポートで成り立っており、本年度も無事終了できたことは長崎国際大学教職員の協力の結果に他なりません。心から御礼申し上げます。
なお、本学が設定する授業科目「海外観光研修」として、本年8月19日~23日の日程で本学学生が上海大学を訪問します。相互に交流することで、永く続く協力関係を構築していきます。