後期開始前の9月19日（木）、来年度実習に取り組む2年生・3年次編入生など合計56名が、実習施設選択の取り組みの一環として「施設見学」に出かけました。

　事前オリエンテーションの後、14名ずつで編成された4グループが引率教員とともにバスに分乗し、特別養護老人ホーム、児童養護施設、障がい者入所・通所施設、社会福祉協議会等４箇所を一日で回りました。

　滞在時間はいずれの施設も約1時間という短時間ではありましたが、受け入れ先のご協力により、施設概要・提供サービスの講義や、暮らしの様子を垣間見る機会が準備されており、密度の濃い見学となりました。

　「サンホーム江上」を見学した学生たちは、“ユニット方式の形態を見せていただくなど、大学で学んでいることを実際に目の当たりにしたことにより、知識が深まった”　“利用者の目線に立って一人ひとりに合わせてきめ細かく対応していることに胸打たれた”　“施設環境のきれいさやサービスの充実度から、自らの老後はこういう場所で暮らしたいと感じた”と、また、「西海市社会福祉協議会」へ出向いた学生たちは“高齢化率がますます高まってきている中における地域福祉の意義を理解できた”　“330人に対する給食サービスなどの取り組みが行われており、それが安否確認の観点から重要であることを知った”　“幅広い分野を担っている社協について、見学したことによって実習に行ってみたいと感じた”などと感想を語っています。

　それぞれの学生にとって、来年度の実習先を選ぶ上で有意義な見学であったようです。