学部学科トピックス
【国際観光学科】スポーツ実習(集中授業・キャンプ)が国立大洲青少年交流の家(愛媛県大洲市)で実施されました。
8月21日から26日まで全学共通科目「スポーツ実習(集中授業・キャンプ)」が国立大洲青少年交流の家(愛媛県大洲市)で実施されました。参加した学生は国際観光学科、社会福祉学科、健康栄養学科、薬学科の1年生から3年生まで55名です。21日の朝に大学を出発し、バス、フェリーを乗り継ぎ約6時間をかけて愛媛県へ。実習1日目は、入所式・開講式に続き、さっそく野外炊飯・カレーライスのプログラムに取り掛かりました。初めて火おこしをする、飯盒でお米を炊くという履修者も多かったのですが、各班協力しおいしいカレーを完成させました!
実習2日目、午前のプログラムは3グループにわかれ、クライミングウォールを使用してのスポーツクライミング、フライングディスク、そして大洲の街を舞台としたウォークラリーを行いました。クライミングでは、ほとんどの学生が初体験でしたが、男子学生のほとんどは10mのウォールを難易度ごとにチャレンジしていました。女子学生も3mのコースに満足できず、10mコースにチャレンジし制覇する強者が続出しました!ほとんどの学生が途中で腕が震える!と言いながらも、何度もトライしていました。
一方フライングディスクでは、基礎技術を学び、アキュラシーを体験した後、フライングディスクゴルフを行いました。ディスクを見失う、木に引っ掛かってしまうなどのハプニングをグループで乗り越え、笑顔で9ホールからなる1コースを回りました。予想以上に運動量と難易度が高く、汗だくでプログラムをこなしました。また、今年度新たに加えられたウォークラリーでは、大洲市の史跡・名所のチェックポイントを回り、出題されたクイズをチームで相談しながら解いていました。所要時間は約2時間となかなかハードなプログラムでしたが、歴史を学びながら楽しく取り組めました!
午後はカヌーのプログラムでした。4日目に待ち受けるカヌーツーリングに備え、パドリングの基礎から講習を受けました。何名かバランスを崩し岸に乗り上げる場面も見られましたが、全員が基礎的な操船技術を身に付けることができました。艇の準備、後片付けは一人ではできない作業ですので、積極的に声を掛け合いペアを作り共同作業を行っていました。
カヌープログラムを終えて宿舎に戻り、すぐに野外炊飯(BBQ)の準備です。炭火で焼き上げたお肉に、今日の疲れはどこへやら、口いっぱいにお肉を入れ、素敵な笑顔があふれていました!
3日目の午前は、竹をつかったクラフトプログラムです。翌日実施予定の「うどん作り」で使うお箸と器を作ります。切り出した竹から、友人と声を掛け合いながら竹を切り分け、各々自分好みの形、模様を入れた作品を作っていきます。運動量の多いプログラムから構成されるキャンプ実習の中で、穏やかに取り組むプログラムの一つです。仲良くなった友人とのおしゃべりをしながら、個性豊かなお箸と器を作りあげていました。
午後は、リバーカヤックプログラムでミニツーリングを行いました。普段とは違った視点で自然に親しむことができました。途中、翌日のカヌーツーリングに備えて全員で沈(カヌー転覆)&リカバリーの練習も行いました。一度ひっくり返るとなかなか船を起こすことが難しく、苦しむ学生が多くみられましたが、仲間の助けをかりながら何度も練習に取り組んでいまいた。
4日目は、朝から1時間ほどかけて移動し、カヌーツーリングです。学生、教員、スタッフ総勢70名で隊列を作り、本実習開講以来最長の約20キロのツーリングに挑戦しました!流れが急な瀬に果敢に挑み、練習を重ねたパドリング操作で艇を乗りこなす姿は、普段の授業ではなかなか見せない逞しいものでした。自分の力で漕いでいかなければ進まない流れの穏やかな下流では、きつい!と叫ぶ学生も多く見られましたが、仲間と励まし合い、互いに協力しながら進むことで、1人の脱落者もなくすべての参加者がゴールしました。学生たちの表情は達成感に満ち溢れており、汗と笑顔が輝いていました!
夜は、キャンドルファイヤープログラムです。第1部では火の神から灯された火を静かに見つめ、第2部では各班で作成したスタンツで盛り上がり、厳粛さと笑いの両面がみられる素敵なキャンドルファイヤーとなりました。我々の生活には、必要なものがたくさんあります。水、火、仲間、家族、、、暗闇に瞬くかがり火をみつめて、生存に不可欠なものに思いを馳せると答えは尽きません。普段の生活を見つめ直すキャンプ実習の目的を体現する時間となりました。このプログラムは、実習前より、既にキャンプ実習を履修した学生助手である3、4年生が中心となり企画、準備し、運営しました。学生助手は実習を通して、実習運営の難しさと達成感を体感したようでした。同時に、履修している学生たちのあこがれの存在となり、「次回は私も学生助手として参加したいです!」という学生も多くいたことが、学生助手の活躍を物語っていると感じました。
5日目は、うどん作りを行いました。小麦粉からうどんを作るのは初めて!という学生も多かったのですが、それぞれ本場四国のうどんを完成させ満腹になるまで食べきりました。本来であればこの日に退所予定でしたが、台風のため1日延泊し、翌日閉講式・退所式を行い、お世話になった職員の方に別れを告げ、一路佐世保へ。筋肉痛の学生続出となりましたが、大きなけがや病気もなく、全員無事に帰ってくることができました。
本キャンプ実習では、生涯スポーツとしての野外運動や社会人としての集団行動、自己管理に加え、普段の講義ではなかなか学べない自然の雄大さやコミュニケーションの大切さを学習することができました。
学外での実技実習は、他に全学共通科目「スポーツ実習D・スキー」、国際観光学科専門科目として「マリンスポーツ」があります!どちらも来年度開講予定です。興味のある方は是非履修して下さい!