学部学科トピックス
【人間社会学部】上海大学博物館学研修の中間報告です。
上海大学博物館学研修は順調に進んでいます。上海大学研修生は日本語能力が高く、講義、実習すべてに真摯な態度で臨み、研修生から出される質問の質の高さには驚かされます。研修第3~4日目は、落合教授の「博物館資料保存論」(本学学生170名との交流授業)、川上先生の「古代オリエント文明」、内田先生の「日本語講座」、木村副学長の「日本文化論」、板垣教授の「観光文化論」の講義に、研修生は興味深く熱心に受講しました。博物館実習では掛軸の扱い、刀剣の手入れ方法を学び、日本文化をより知る機会となったようです。研修5日目は池永教授の指導、劉先生の通訳による国立公園九十九島の現地実習が行われました。美しい風景に感動、とても充実した1日となりました。このように、上海大学博物館学研修は、国際観光学科の教員が一丸となって実践している取組みであることが特徴であり、そのため質の高い研修に繋がっているものと確信しています。
研修6日目はハウステンボス美術館の見学実習が行われました。現在開催中の展覧会に出展している写真家遠藤湖舟氏による解説実習も加わり、より充実した見学となりました。遠藤氏のトークは研修生及び本学学生を魅了し、美術館展示を知る素晴らしい機会となりました。見学実習の後は、1日ハウステンボスを満喫したようです。
研修7日目は國學院大學青木豊教授による「博物館概論」の講義と「甲冑」の実習が行われました。この当世具足は本年度の学長裁量経費によって揃えることが出来た実習資料で、上海大学研修に大いに活用できました。本学学生の博物館実習Bでは、甲冑の展示方法と保存方法、及び博物館で一般的な教育活動における着装方法の学びに活用されます。
夕方からは本学学生との交流活動であるバーベキューが開催されました。上海ではあまり馴染みのないバーベキューに大満足、本学学生との交流も果たせました。