学部学科トピックス
【健康栄養学科】 公開講座(離乳食講座)『家族で学ぶ赤ちゃんの食事』を開催しました。
平成29年9月8日(金)に、乳児を持つ保護者を対象とした『家族で学ぶ赤ちゃんの食事』(担当:松尾嘉代子准教授)と題して、離乳食講座を開催しました。
長崎国際大学健康管理学部では、地域貢献の一環として、本年も一般市民の方を対象とした離乳食講座を開催しました。この離乳食講座は4年目となりますが、参加者に離乳食の基本的な知識を身につけてもらい、家族で育児を楽しむことで、少しでも育児不安を軽減することを目的としています。講座では、乳児が初めて口にする離乳食を安全に、かつ、安心して保護者が与えられるような内容として離乳食の開始から完了までの講座および調理実習を行いました。
講座には、乳児を持つ保護者を中心に離乳食に興味のある方も含めて16名に参加いただきました。まず、健康栄養学科野村学科長より『離乳食の衛生管理』として、離乳食作りに衛生管理が必要な理由や、食材表面に付着している細菌群から日常生活における最近汚染の現状について、肉眼で見ることのできない細菌の画像を交えて、分かりやすく説明してもらいました。菊池助手より『離乳食の進め方』としてそれぞれの月齢に合わせた1日の食事のタイムスケジュールと離乳食や母乳・ミルクを与える量、食材やその固さなどの説明がありました。
調理実演を松尾准教授が行い、離乳食づくりのポイントを説明しました。
今回作ったメニューは、
ゴックン期(5,6か月)『電子レンジで簡単おかゆ、野菜・昆布スープ、絹ごし豆腐のペースト』
モグモグ期(7,8か月)『白身魚のあんかけ、小松菜の煮びたし、里芋と人参の含め煮』
カミカミ期(9~11か月)『チキンの簡単クリームシチュー、豆腐ハンバーグ』
実習には、本学健康栄養学科の3年生もサポートに入り、一緒に楽しく調理・試食を行いました。
調理後は赤ちゃんたちの試食タイムです。参加した保護者からは「月齢別の食事形態がわかりやすく、ペースト食の作り方等参考になった」「衛生面から勉強できてよかった」「おだしだけでしっかりした味付けになったことに驚いた」「本やネットで解決できなかったことが、実際に試作し、味を知ることができて大変勉強になった」「早速今日からやってみます」といった感想をいただきました。
学生たちにとっても直接住民の方々と調理を体験することや、栄養教育のプレゼンについて学ぶことができ、普段大学の講義では体験することのできない機会に感激しておりました。
次回は、9月30日(土)に幼児食講座を予定しています。