menu

トピックス

学部学科トピックス

2024.09.10 薬学科

【薬学科】第13回高校生夏休み薬学研究体験が8月10-11日に開催されました。

 今年の夏休み薬学研究体験は8月10-11日の2日間の開催となりました。

 高校生たちの自然科学に対する興味・関心を高め、生物・化学・物理を学ぶことの大切さを感じてもらうため 毎年、本学薬学部で夏休み薬学研究体験を実施しています。

 本年度は長崎県や佐賀県から参加した15名の高校生が、人体を構成する細胞や組織の仕組みを理解するために、機能形態学に関する講義や実験を体験しました。講義で生命に必須な細胞小器官および筋肉組織に焦点を当て、各細胞小器官の役割や3種類の筋肉の構造や機能の違いについて藤田英明教授および藤井佑樹准教授によって解説されました。

 実験では薬学科6年生の大学生や教員の指導の下、蛍光免疫染色による細胞小器官の検出や筋肉の組織切片の作成および観察が行われました。

 細胞小器官に関する実験で、高校生たちは抗体を使用して細胞小器官の蛍光染色を行いました。その後、蛍光顕微鏡による観察を行い、細胞小器官の形状や細胞内の局在から、リソソーム、ミトコンドリア、ゴルジ体、いずれかの細胞小器官の特定に挑戦しました。

 筋肉組織に関する実験では自分たちで作成した組織切片を試薬で染色した後、光学顕微鏡による観察を行いました。形態的特徴の違いから、骨格筋・心筋・平滑筋の機能について考察を行いました。

 実験開始時、高校生たちは緊張した様子でしたが、サポートの大学生たちの気配りにより、とても良い雰囲気の中、実験を行うことが出来ました。薬学部内の施設見学も行い、最先端の研究機器について質問したり、ロビーの研究室ポスターを興味深く眺めている様子が印象的でした。

 薬学研究体験後に高校生にはアンケートを実施しましたが、非常にポジティブな感想が多く、実験をサポートした薬学部の教員や学生にとっても、満足できる体験を実施できたことを嬉しく思っています。

 また来年度も実施予定ですので、長崎県、佐賀県の高校生みなさんの参加を心よりお待ちしております。以下、アンケートの内容を示します。

  • 中学校以来、久しぶりに実験が出来てとても楽しかったです。
  • 私は生物を選択していませんが、筋肉の形態や構造について知れてよかったです。
  • 知的好奇心を掻き立てられて、自分はこういうことをしたいんだと分かる指標になりました。
  • 普段高校では実験をする機会があまりないので、今回の実験は新鮮に感じました。
  • 高校の生物基礎で習った分野を深掘りするような内容でとても面白かったです。
  • とても良い経験になり、薬学への興味が深まりました。
  • 普段あまり使ったことがない実験器具が沢山あったけど大学生の先輩方や先生方がとても親切でとても楽しかったです。他校の高校生とも仲良くなれたことは貴重な経験でした。
  • 実習がとても楽しくてあっという間の2日間だった。実際に組織切片の作成を行ったり、蛍光顕微鏡を使ったりするのは高校では経験できないことなので、このプログラムに参加してよかったと思いました。
  • 実際に実験をして分からないことを先生方が詳しく説明してくださったり、大学内の施設見学をしたりして、もっと興味がわいた。ありがとうございました!
PRコンテンツ
  • フォトギャラリー
  • 催事イベント情報
  • 学びの特色「茶道文化による教育」
  • 長崎国際大学ボランティアセンター
  • NIU教員DB
  • AED設置場所
  • JIHEE認証評価
  • 薬学教育第三者評価
  • 長崎国際大学同窓会
  • ibo2020
  • 古本募金
...loading