社会連携トピックス
2010.05.19
平成22年度前期公開講座第一回が開催されました
5月15日(土)より、平成22年度前期公開講座「時代の潮流を学ぶ」が始まりました。毎回熱心な受講生の方々の熱気に包まれる公開講座ですが、今回の講座も200名を超える方々のお申し込みをいただきました。
第一回目は、人間社会学部社会福祉学科の高橋信幸教授の「地域を福祉する~市民の支え合い活動のなかで」と題した講座でした。
前半では、昭和20年代から過去50年間の日本の福祉の流れが、救貧主義から措置主義に変わり、そして、大転換期の90年代を経て、少子高齢社会の今日、「地域福祉」へとかわってきたことが簡潔に解説され、これからは社会全体で支える福祉が必要であることが指摘されました。
休憩をはさんだ後半では、"いきいき"と生きることを目指す地域福祉活動を生み出すために、市民が目指すべき地域社会のあり方を「うごく」、「きづく」、「つながる」のキーワードで説明、私たちが「市民参加のまちづくりの主人公へ」進むことが提案されました。
高橋教授の熱心な語りかけに、受講生の皆さんも身を乗り出して聞き入り、市民が支え合い実現する「地域福祉」のあり方を考えた講座でした。質疑応答の時間には、自己責任の問題をどのようにとらえるのか、どのように市民が参加していく仕組みがあるのか等、具体的な質問があり、大変充実した講座となりました。
次回は、健康管理学部健康栄養学科今村裕行教授「健康雑学 -文学(哲学)と科学の狭間で健康について考える-」です。