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学術研究トピックス

【学術研究】糖尿病が筋肉を疲れさせる理由を発見

 長崎国際大学人間社会学部国際観光学科スポーツツーリズムコース江島弘晃講師は、動物実験により2型糖尿病では骨格筋細胞そのものの疲労耐性が低下(疲れやすくなる)していることを発見しました。この理由は、筋肉の収縮に関係する細胞内器官の小胞体やミトコンドリアの機能不全が関与していること生化学的手法によって明らかにしました。これまで2型糖尿病患者は心肺機能や酸素供給量が疲労に関係することが言われてきましたが、糖尿病の治療を考慮する上でより骨格筋に着目する必要性があり、本研究成果により糖尿病性筋萎縮の筋病理的な理解の促進と予防法・治療法の開発につながる可能性があります。この研究は昨年度の江島ゼミの卒業論文を主体として、順天堂大学医学研究科との共同研究によって行われました。卒業論文を執筆した学生はゼミを通した経験を糧に現在教員として社会で頑張っています。

論文情報

題名:
Impaired fatigue resistance, sarcoplasmic reticulum function and mitochondrial activity in soleus muscle of db/db mice
著者:
Hiro Yamamoto, Hiroaki Eshima*, Saori Kakehi, Ryuzo Kawamori, Hirotaka Watada and Yoshifumi Tamura
(* Corresponding Author: 責任著者)
掲載雑誌:
Physiological Reports
リンク:
https://doi.org/10.14814/phy2.15478

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長崎国際大学 江島 弘晃
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