学術研究トピックス
2023.02.27
【学術研究】豆モヤシがマウスのアルツハイマー病の発症を抑制することを発見
田中宏光准教授の分子生物学研究室グループと安東由喜雄教授(学長)のアミロイドーシス病態解析学研究室グループの共同研究成果が長崎新聞に紹介されました。
田中宏光准教授が長年研究を進めてきたHASIPINキナーゼが、アルツハイマー病に関係していることを突き止めました。さらに、安東由喜雄教授が長年研究を進めてきたアルツハイマー病疾患モデルマウスを用い、田中宏光准教授が開発したHASPINキナーゼ阻害剤・クメストロールを多く含む豆モヤシが、その発症を抑制することを発見しました。本成果は、アルツハイマー病の予防薬や治療法の開発に役立つものと考えられます。
本研究成果は長崎新聞、ヤフーニュースで紹介されました。
論文情報
- 題名:
- Ingestion of Soybean Sprouts Containing a HASPIN Inhibitor Improves Condition in a Mouse Model of Alzheimer’s Disease
- 著者:
- Hiromitsu Tanaka, Hiroaki Matsushita, Keizo Tokuhiro, Atsushi Fukunari, Yukio Ando.
- 掲載雑誌:
- Biology
- リンク:
- https://www.mdpi.com/2079-7737/12/2/320