学術研究トピックス
2025.06.09
【健康栄養学科】藤井俊輔准教授の研究課題(黒米の骨形成促進作用とオートファジー制御機構を活用した主食型骨粗鬆症予防戦略の提案)が「公益財団法人 エリザベス・アーノルド富士財団」の学術研究助成事業に採択されました
このたび、藤井俊輔准教授の研究課題が、公益財団法人 エリザベス・アーノルド富士財団の学術研究助成事業に採択されました。
研究の背景と目的
骨粗鬆症は、特に女性に多く見られる骨疾患であり、生活の質の低下や健康寿命の短縮が懸念される重大な健康課題です。骨粗鬆症は完治が困難な疾患の一つであるため、日頃の食生活や生活習慣を通じた「予防的アプローチ」が非常に重要とされています。
藤井准教授は、健康的な食生活の一部として継続的に摂取可能な穀類(黒米)と細胞の恒常性維持に関わるオートファジー機構に着目し、主食型の骨粗鬆症予防戦略の確立に向けて研究を進めています。
研究の展望
本研究は、“食のあり方”を再び考え直そうと学科内の先生方で立ち上げたプロジェクトであり、これから大きく発展することが期待されます。藤井准教授は、「今回の研究成果が、骨粗鬆症の予防に貢献するだけでなく、主食を通じて未来の健康を築くという視点から、“食の本来のあり方”を見直すきっかけとなれば」と話されています。
エリザベス・アーノルド富士財団の学術研究助成事業は、米、麦等に関する研究、調査を通じて、国民の健康な食生活を推進し、食品産業の発展に寄与することを目的とした事業です。
- 公益財団法人 エリザベス・アーノルド富士財団
- 研究課題名:黒米の骨形成促進作用とオートファジー制御機構を活用した主食型骨粗鬆症予防戦略の提案
問い合わせ先
藤井 俊輔 准教授(健康管理学部健康栄養学科)
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