研究紹介研究設備紹介
事前実習施設
最先端の設備を備えた模擬薬局、模擬病室、
模擬クリーンルームで行う実務実習事前学習
共用試験に合格した学生は、実際の医療現場に出る前に、「実務実習事前実習」を大学で約1ヶ月間行います。医療現場で十分に活躍できる薬剤師教育を 目指し、また病院、保険薬局において参加型の長期実務実習(各2.5ヶ月)ができる薬学生の資質を滋養するため、最先端の臨場感あふれる設備を最大限に活 かし、実務経験のある教員と勤務薬剤師(臨床教員)の協力によるきめ細やかな指導のもと、実り多い事前実務実習を効率的に行います。
模擬薬局・模擬クリーンルーム
模 擬薬局では、大規模病院の薬剤部と同水準の調剤機器(自動散剤分包機、自動錠剤分包機、散剤・水剤鑑査システム、集塵機付調剤台など)およびLANシステ ム(自動分包、処方鑑査、処方オーダリング、医薬品情報など)のもと、計数・計量調剤、注射剤調剤はもとより薬歴管理、医薬品情報検索・提供、処方箋の チェックなどのトレーニングを行います。また院内製剤(点眼・点鼻、消毒薬など)のためのクリーンベンチおよび高圧滅菌機が設置されています。さらに模擬 薬局では、実際の保険薬局と同じ会計システム、薬剤情報システム、薬歴管理システムなどが設置され、院外処方調剤や保険請求のトレーニングを行います。模 擬クリーンルームにおいては、エアーシャワー、パスボックス、クリーンベンチと安全キャビネットを備え、高度な無菌操作の行える環境が整備された中で、輸 液の調整や抗がん剤調整のためのトレーニングを行います。
お薬相談室・模擬病室
医 療コミュニケーションの実践的トレーニングのため実習の中にロールプレイを取り入れ、お薬相談室における薬剤交付・情報提供、インフォームド・コンセン ト、模擬病室においてはLANシステムによる模擬薬局からの患者処方情報を用いたベットサイドでの薬剤管理指導業務のトレーニングを行います。さらに模擬 病室では、心電図計、脳波計など検査機器や人体モデルによる臨床トレーニングを行います。