研究紹介研究設備紹介
共同機器室
薬学部で計画されている研究や学生実習を効率良く展開するため、薬学研究棟には共同実験室が整備され、各種の共同機器が設置されています。この共同 機器は「長崎国際大学薬学部共同機器管理規程」のもと、薬学部共同機器管理委員会によって管理・運営され、各共同機器室には管理責任者および管理担当者、 各共同機器には機器担当者が定められています。
共同機器室/生化学系実験装置
プレートリーダー
マイクロプレート上のサンプルの微弱発光を光電子増倍管をもちいて自動測定する装置。
生物・化学発光、蛍光、比色などをマイクロプレートを用いることで短時間で多検体につき測定できる。UV吸光、可視吸光、蛍光、化学発光の4つのモードで測定が可能で、タンパクの相互解析を可能にする蛍光偏光やTRF測定にも対応している。
DNAシーケンサー
DNAを構成するヌクレオチドの塩基配列を決定することは、遺伝情報を解析するための基本的かつ究極の手段である。それを可能にするのがこの装置である。遺伝子の構造解析、進化系統に関する研究や個体識別鑑定をはじめさまざまな目的に応用されている。
遺伝子導入装置
培養細胞、バクテリア、受精卵や胚などの組織に電気をかけることで、外部から遺伝子・薬剤などを導入できる装置。遺伝子の機能を調べるためには、遺伝子を細胞へ導入することが必ず必要である。そのために必要な装置。
リアルタイムPCR
ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) による増幅を経時的(リアルタイム)に測定することにより、増幅率に基づいて鋳型となるDNAの定量を行なう装置。細胞における遺伝子発現量(mRNA)の解析、病原菌遺伝子の検出・定量やSNPsのタイピングなどに使用される。
サーマルサイクラー
特定のDNA断片だけを、選択的に増幅させることができる装置。試料細胞数が極端に少ない場合(一本分の毛根についてくる細胞や、うがいではがれてくる口の中の少数の細胞)でも、DNA診断が可能となることから、法医学や人類学、考古学の分野まで広く使用されている。
ナノドロップ分光光度計
わずか1μl の微量検体で核酸の定量ができる機器。分子生物学的解析をするために検体の核酸濃度を定量することは必須である。臨床検体など貴重な検体を無駄に使いたくない時、多数の検体を定量する時などに便利。