研究紹介研究設備紹介
電子顕微鏡室
電子顕微鏡は試料に電子線を照射して、電子レンズで収束・拡大する顕微鏡です。光学顕微鏡は可視光線を利用するため、分解能は光の波長(400〜800nm)よりも大きいものとなりますが、電子線は光よりはるかに波長が短いため、より高倍率での観察が可能となるのです。
本施設に設置されている機器は、日立製H−7650透過型電子顕微鏡で、デジタル化され、初心者でも使いやすいものとなっています。高解像度を利用して、細胞内部構造の微細観察、細菌・ウィルスの解析、微粒子の観察、材料の解析等に使われており、薬学分野において大変有用かつ重要な装置といえます。