学術研究トピックス
2024.10.18
【学術研究】田中宏光准教授の分子生物学研究室を中心とするグループの共同研究成果が長崎新聞に紹介されました。
昨年、田中宏光准教授は、HASIPINキナーゼを阻害する天然物クメストロールを多く含む豆モヤシを栽培し、アルツハイマー病疾患モデルマウスに与え、その発症を抑制することを発見しました(https://www.nhk.or.jp/nagasaki/lreport/article/002/19/)。今回、豆モヤシを家族性大腸がんモデルマウスに与え、その発症を抑制することを発見しました。さらに、豆モヤシを食べたマウスの血中のテストステロンが上昇し、内臓脂肪が減少することも明らかになりました。本知見は、豆モヤシの摂取による新たな健康増進効果を示唆するものであり、健康寿命の延長につながるものと期待されます。
この本研究は、国際科学雑誌「biology」に掲載されました。
これまでの成果をもとに開発した健康食品「クメフル」が長崎国際大学発ベンチャー企業「佐世保食品科学工房」から販売されています。