大学院トピックス
2023.01.13
【健康管理学研究科】大学院の授業の一コマ(栄養管理学特論) 栄養管理のための治療食試作調理
健康管理学研究科で行われている授業を紹介いたします。「栄養管理学特論」という科目の授業の一環として、フェニルケトン尿症(PKU)の食事療法のための献立作成とメニューの試作調理に取り組みました。PKUは先天性代謝異常症の一つで、アミノ酸の1種フェニルアラニンをコントロールした食事療法が必要とされている疾患です。
今回は、沖縄の郷土料理である「タコライス」を治療用特殊食品の低たんぱく食品などを利用して、PKU向けの料理になるようにアレンジしたレシピをこの科目を履修する大学院生が考え、それを試作調理し、レシピ動画の作成まで行いました。林ゼミの卒業研究の活動で取り組んでいるPKUレシピ集にもこのタコライスのレシピを掲載し、SNSなどで情報発信する予定です。
この科目の学修を通じて、臨床栄養の知識、技能を修得し、それを広く社会に情報発信することを学んで、将来、調理教室や栄養指導、栄養教育などへ活かせる力を修得して欲しいと考えています。