学術研究トピックス
2015.12.03
【薬学科】薬学部の美肌菌に関する産学共同研究が一般社団法人 長崎県発明協会の「第63回長崎県発明くふう展 長崎県発明協会理事長賞」を受賞しました。
生化学研究室(野嶽勇一准教授、榊原隆三教授)と大村市の株式会社バイオジェノミクス様との産学共同研究による、「自分の美肌菌を直接的に活用した美肌菌基礎化粧品」という発明が、一般社団法人 長崎県発明協会の「第63回長崎県発明くふう展 長崎県発明協会理事長賞」を受賞しました。
作品は、長崎県工業技術センターロビーにて、半年間展示されます。
【発明品紹介】
皮膚に生息する常在菌の中には、皮膚の健康に寄与する「美肌菌」が存在します。本発明は「自分の美肌菌」を「直接的に活用」した「世界初の美肌菌基礎化粧品」です。美肌菌によってもたらされるスキンケア効果をより効率的に享受することを可能としました。
本発明では、自分の皮膚から採取した美肌菌を培養して増やした後に、基礎化粧品として加工しています。「自分の美肌菌」を用いて作製した「自分の基礎化粧品」を、「自分の皮膚」だけに使用することから、世界で唯一のオーダーメイド型の基礎化粧品と言えます。
本発明は、皮膚の保湿因子を補うことに重点を置く従来の基礎化粧品とは一線を画しており、本化粧品の顔部への塗布によって皮膚上の美肌菌数を増加させた場合、皮膚の保湿改善、弱酸性化状態の安定化、キメの改善等が期待できます。
一般社団法人 長崎県発明協会HP
http://www.nagasakihatsumei.sakura.ne.jp/index.htm
受賞者一覧(PDF)
http://www.nagasakihatsumei.sakura.ne.jp/ippansyadan/H27kufu.pdf
薬学部 生化学研究室HP
http://www.niu.ac.jp/~pharm1/lab/biochemistry/biochem_index.html